Biophilia 15
特集: 「まねる」「化ける」のサイエンス
「他の人がやっているのをみると、つい自分もやってみたくなる」。
子どもの頃も、そういえば大人になっても時々湧き起こる「まねしてみたい」欲求、これは文化伝承の根幹となる人間の性らしい。一方、ロボットにコツをつかませる技術のカギもまた、「まねる」であるという。ロボットにやさしく“お姫様だっこ”してもらえる日が、すぐに来るかもしれない。
昆虫や植物の「まねる」は、秋の主役である「コオロギ」や「稲」などの穀物にまつわる話題となっている。まるで死んだようになったり、人間が大事にする穀物そっくりに化けて生き残る、ということのしくみにはどんな秘密があるのだろうか? そして、ミクロの世界をのぞいてみれば、がん細胞の「まね」を新たな治療戦略につなげる取り組みもあるという。
今回の特集は、「まねる」「化ける」をテーマとして、幅広い分野のトピックスを集めた。身近な「まね」を肴に、秋の夜長を暫しお楽しみ頂きたい。
もくじ
【巻頭言】生命科学の進展に寄せて
【特集】「まねる」のサイエンス
【総説】
【連載】
【インフォメーション】
Capsula Verborum
オリンピック : 奥林匹克(国際)運動会(アォリンピクゥ(グォジー)ユンドンホェイ)、奥運会(アォユンホェイ)水泳 : 游泳(ヨウヨン)
平泳ぎ : 俯泳(フーヨン)、蛙泳(ワーヨン)
背泳ぎ : 仰泳(ヤンヨン)
クロール : 爬泳(パーヨン)
バタフライ : 蝶泳(ディエヨン)
シンクロナイズド・スイミング : 花式游泳(ホァーシーヨウヨン)
鉄棒 : 単槓(ダンガン)
平行棒 : 双槓(シュアンガン)
段違い平行棒 : 高低槓(ガオディーガン)
平均台 : 平衡木(ピンホンムー)
吊り環 : 吊環(ディァオホァン)
鞍馬 : 鞍馬(アンマー)
跳馬 : 跳馬(ティァオマー)
床運動 : 自由体操(ズーヨウティーツァオ)
重量挙げ : 挙重(ジュージョン)
卓球 : (ピンパンチュウ)
テニス : 網球(ワンチュウ)
バドミントン : 羽毛球(ユーマオチュウ)
野球 : 棒球(バンチュウ)
サッカー : 足球(ズーチュウ)
バスケットボール : 籃球(ランチュウ)
バレーボール : 排球(パイチュウ)
棒高跳び : (チョンガンティァオ)
マラソン : 馬拉松(マーラーソン)
競歩 : 競走(ジンゾウ)
金メダル : 金質奨章(ジンジージァンジャン)、金奨牌(ジンジァンパイ)